九都県市首脳会議「首都圏の国際競争力の強化について」 に係る要望の実施について
5 月 2 0 日 に 開 催 さ れ た 第 6 5 回 九 都 県 市 首 脳 会 議 に お け る 合 意 に 基 づ き 、 千 葉 県 が 九 都 県 市 ( 神 奈 川 県 、 埼 玉 県 、 千 葉 県 、 東 京 都 、 横 浜 市 、 川 崎 市 、 千 葉 市 、 さ い た ま 市 、 相 模 原 市 ) を 代 表 し て 、 首都圏の国際競争力の強化について、別添のとおり、国に対して要望を 実施しますので、お知らせします。
1 実施時期 平成26年6月11日(水)
2 要 望 先 内閣官房、内閣府、文部科学省、厚生労働省、
経済産業省、国土交通省、環境省 3 要望内容 別添要望書のとおり
平成26年 6月10日 九都県市同時発表
神 奈 川 県 、 埼 玉 県 、 千 葉 県 、 東京都 、横浜 市、川 崎市、 千 葉 市 、 さ い た ま 市 、 相 模 原 市
問い合わせ先
相模原市 広域行政課 電話 042- 769- 8248
首都圏の国際競争力の強化について
グローバル化の進展により、近年の目覚ましい経済成長を背景に、 アジア諸国・新興国の台頭が急速に進んでいる。一方、我が国では、 人口減少や少子高齢化、産業構造の変化、国内需要の低迷などの問題 に直面する中、国際社会において我が国の存在感を高めていくことが 重要である。
ま た 、 東 日 本 大 震災 を 踏 ま え 、 危 機管 理 の 観 点 か ら、災 害 に 強い 都市づくりが喫緊の課題となっている。
こ の よ う な 中 、 現 在 、 国 に お い て は 、 日 本 経 済 の 再 生 に 向 け た 新たな成長戦略「日本再興戦略 - J APAN i s BACK- 」を推進していると
ころである。
一方、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の開催に
向 け 、 オ ー ル ジ ャ パ ン 体 制 で 準 備 が 始 ま っ た 。 大 会 は 、 世 界 中 に 我が国の魅力や成熟した国家としての姿を発信し、次世代のために、
さらなる成長・発展につなげる絶好の機会となる。
我が国の政治、経済等の中枢である首都圏が、さらなる発展を遂げ、 引 続 き 我 が 国 の 成 長 の 牽 引 役 を 担 っ て い く た め に は 、 今 こ そ 国 と 一 体 と な っ て 、 首 都 圏 の 国 際 競 争 力 を 早 急 に 強 化 し て い く こ と が 求められている。
国 際 競 争 力 の 強 化に あ た っ て は 、 世界 の 成 長 や 活 力を取 り 込 むと ともに、経済成長や生活・居住環境の整備、また、日本の誇りである 安 全 ・ 安心 の確 保な ど 、 幅広 い視 点か ら 魅 力・ 活力 の維 持 ・ 向上 を 図 る こ と が 重 要 で あ り 、 ハ ー ド ・ ソ フ ト を 通 じ た 総 合 的 な 取 組 が 必要である。
つ い て は 、 こ の よ う な 状 況 を 踏 ま え 、 次 の 事 項 に つ い て 特 段 の 措置を講じられたい。
1 外 国人 観光 客や ビ ジ ネス 客、 企業 等 の 誘致 の促 進に よ り 、経 済 活動の活性化や国際的なビジネスの振興につなげるため、積極的に 観 光 ・ M I C E 振 興 策 や 企 業 誘 致 プ ロ モ ー シ ョ ン 活 動 、 シ テ ィ セールス等を展開する地方公共団体やMICE誘致関係団体等への 支援、国際会議施設や展示施設整備への支援を充実・強化すること。
外国人が安心・快適に旅行できるよう、諸外国の消費者の目線に 立 った 正確 な情 報の 発信 に努 める とと もに 、主 要観 光ス ポット・
大 型 テ ー マ パ ー ク な ど の 観 光 資 源 を 活 か し た 効 果 的 な プロモーションを展開すること。また、公衆無線LAN環境の整備
や 語 学 ボ ラ ン テ ィ ア の 養 成 確 保 、 住 民 の 国 際 理 解 や 国 際 的 な コミュニケーションの促進など、外国人受入体制を強化すること。
さらに、空港内における外国人向け観光案内所の増設や対応言語 の 増加 など 観光 案内 機能 を拡 充す るこ とな どに より 、訪 日外国人 観光客の誘致・量的拡大に向けた取組を推進すること。
2 異 文 化 を 理 解 し 、 グ ロ ー バ ル 社 会 に 通 用 す る 高 度 な コ ミ ュ ニ ケーション能力を備えた人材を育成するため、小・中・高等学校を 通 じ た 英 語 教 育 や国 際 交 流 機 会 の 充実 、 高 校 生 の 海外留 学 等 への 支援をより一層強化すること。
また、首都圏の国際化の進展を見据え、内外の国際ビジネスマン
や 外 国 人 が 暮 ら し や す い 生 活 環 境 の 実 現 に 向 け 、 都 心 居 住 の 快 適 性 ・ 利 便 性 の 確 保 な ど に 配 慮 し た 都 市 整 備 が 行 わ れ る よ う 支援すること。
さらに、医療施設のJCI認証・外国語対応などの促進、学校に おける外国人児童・生徒の受入体制や外国人向け学校の整備推進、 多言語による行政・公共サービス情報の整備など、外国人の生活を サポートする機能を強化すること。
3 国際化の進展や少子高齢化の進む中、2020年オリンピック・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 東京 大 会 も 控 え 、 ます ま す 労 働 力 需要の 高 ま りが 見込まれるところであり、若者・女性・高齢者・外国人等の多様な 人材の活用が求められる。こうした人材を確保していくため、就業 対策等の各種支援施策の充実や受入環境の整備を図ること。
4 世界から高い評価を受けている安全で安心な日本の治安は、まさ に 日 本 の 誇 り で あ り 、 今 後 も 引 き 続 き 、 世 界 最 高 水 準 の 治 安 を 維持し、「世界一安全な日本」を実現するため、警察活動における 人 的 ・ 物 的 基 盤 の整 備 や テ ロ 対 策 の強 化 、 街 頭 防 犯カメ ラ の 設置 促進など、一層の治安の確保を図ること。
5 国 際航 空の 拠点 で あ る成 田・ 羽田 空 港 につ いて 、航 空 機 騒音 が 地域に与える影響にも十分配慮し、75万回化する発着枠を最大限 に 活 用 す る と と も に 、 そ の 他 の 空 港 の 活 用 等 も 含 め 、 ビ ジ ネ ス ジェット利用者等の利便性向上などを図りつつ、更なる機能強化に 向けた具体的な検討を進めること。
都心と両空港間の鉄道アクセスの改善を目指す「都心直結線」に つ い て は 、 国 の 責 任 に お い て 国 家 プ ロ ジ ェ ク ト と し て 、 検 討 を 進めること。
長 期 的 に は 、 両 空 港 間 に 同 一 空 港 並 み の 利 便 性 を 実 現 さ せ る た め 、 リ ニア モ ータ ー カ ー につ い て、 国 策 と して 検 討を 開 始 する こと。
6 首都直下地震などの発生に備え、帰宅困難者対策や備蓄体制の整 備、密集市街地の防災対策、緊急輸送道路沿道建築物等の耐震化、 地下鉄・地下街の安全確保、液状化対策、災害時のエネルギー確保 対策など防災対策の強化を図ること。
7 国 民生 活や 経済 活 動 の基 盤と なる エ ネ ルギ ー政 策に つ い ては 、 安 全 性 を 前 提 と し、 低 廉 で 安 定 的 なエ ネ ル ギ ー 供 給、エ ネ ル ギー 利 用 の ス マ ー ト 化 の 推 進 、 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 の 配 慮 な ど 、 世界の範となる総合的なエネルギー政策に取り組むこと。
ま た 、 東日 本大 震災 以 降 取組 が拡 大し た 省 エネ ルギ ー化 や 再生 可能エネルギー導入の動きを一層加速させるため、低炭素かつ高効 率なコージェネレーションや再生可能エネルギーなどの自立分散型 エネルギーの導入促進を図るため規制緩和や補助制度の拡充などを 図ること。
8 国 際 的 な ア ク セ ス 強 化 と 災 害 に も 強 い 物 流 ネ ッ ト ワ ー ク 等 の 再 構 築 に 向 け 、 首都 圏 の 陸 ・ 海 ・ 空の 拠 点 を 結 ぶ 首都圏 中 央 連絡 自 動 車 道 を は じ めと す る 首 都 圏 三 環状 道 路 や そ れ を補完 す る 高速 横 浜 環 状 北 線 ・ 北 西 線 の 早 期 全 線 開 通 な ど 、 首 都 圏 の 高 速 道 路 ネットワークの整備促進を図ること。また、我が国の玄関口である 成 田 空 港 と 都 心 方面 の 円 滑 な 交 通 を確 保 す る た め 、これ ら を 結ぶ 北千葉道路の整備、京葉道路等の渋滞対策を促進すること。
あわせて、高速道路料金については、ネットワークとしての機能 を 十 分 に 発 揮 で き る よ う 、 一 体 的 で 利 用 し や す い 料 金 体 系 を 構 築 すること。
さ ら に 、 2 0 2 0 年 オ リ ン ピ ッ ク ・ パ ラ リ ン ピ ッ ク 東 京 大 会 の 競技会場が沿線に集中するJR京葉線と東京臨海高速鉄道りんかい 線 と の 相 互 直 通 運 転 の 実 現 な ど 、 都 市 鉄 道 の ネ ッ ト ワ ー ク 性 の 向上を図ること。
9 小 規模 ・老 朽化 し た 物流 施設 を大 規 模 多機 能施 設へ 再 構 築す る 場 合 の 支 援 な ど 、物 流 施 設 の 機 能 向上 や 周 辺 交 通 等の都 市 環 境の 改善等を図るための取組を強化すること。
10 エネルギー・素材産業の一大集積地として我が国の経済を支える
首 都 圏 の コ ン ビ ナ ー ト 地 域 に つ い て 、 そ の 国 際 競 争 力 強 化 と サ プ ラ イ チ ェ ー ン の 維 持 ・ 強 化 を 図 る 観 点 か ら 、 競 争 力 強 化 に 向 け た 生 産 設 備 等へ の 投 資 や 耐 震 性・ 津 波 耐 性 の 強化策 に 対 する 支援措置を講じること。
11 国 際 バ ル ク 戦 略 港 湾 に お け る 大 型 船 に よ る 一 括 大 量 輸 送 に 対 応 し た 港 湾 施 設 や 国 際 コ ン テ ナ 戦 略 港 湾 に お け る コ ン テ ナ ターミナル整備など港湾機能の強化に向けた取組を推進すること。
また、首都直下地震などの切迫性が指摘されており、かつ膨大な 人 口 を か か え る 首 都 圏 で は 、 大 規 模 地 震 発 生 時 に 緊 急 物 資 等 の 輸送や物流機能の確保に資する耐震強化岸壁の整備が極めて重要で あり、これを推進すること。
12 「日本再興戦略- J APAN i s BACK- 」に位置付けられた「国家戦略特 区」については、「世界で一番ビジネスのしやすい環境をつくる」
と い う コ ン セ プ トに 基 づ い て 、 国 ・地 方 ・ 民 間 が 「三者 一 体 」と な っ て 取 り 組 む とと も に 、 岩 盤 規 制を 含 め 、 大 胆 な規制 改 革 等を 実行すること。
平成26年 6月11日
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
総務大臣 兼 内閣府特命担当大臣(国家戦略特別区域) 新 藤 義 孝 様
文部科学大臣 下 村 博 文 様 厚生労働大臣 田 村 憲 久 様 経済産業大臣 茂 木 敏 充 様 国土交通大臣 太 田 昭 宏 様 環 境 大 臣 石 原 伸 晃 様 内閣官房長官 菅 義 偉 様
内閣府特命担当大臣(防災)兼 国土強靭化担当大臣 古 屋 圭 司 様
九都県市首脳会議
座 長 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 舛 添 要 一 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 福 田 紀 彦 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫